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口腔がんとは、口腔(口の中)にできる悪性腫瘍です。組織型分類では口腔がんの約90%が粘膜組織から発生する扁平上皮がんです。口腔がんは急激に進行するのが特徴のひとつで、知覚神経まで破壊されてしまうと痛みが出てきます。その他にも筋肉が動かなくなったり、血管が障害されると出血をしたりするなどの症状がでます。もう一つの特徴には転移がありますが、おもに頸部のリンパ節に起こり、そこに腫脹がみられるかどうかも重要となります。

 

さて、口腔がんにもいろいろな種類があります・・・

①  舌がん  口腔の扁平上皮がんの60%は舌に発生します。特に舌の側縁部に多く、舌背部にみられるのはまれで、進行すると口底や下顎歯肉に進展していきます。

②  歯肉がん  扁平上皮がんの中で次に多いのが歯肉がんです。症状が歯の動揺など、歯周病と似ている為、誤った治療をしてしまうと病変に影響を及ぼしてしまいます。疑いがあるようなら歯科医師や専門医に相談しましょう。

③  口底がん  口底とは舌と下顎歯肉の間の細長い領域のことです。口底がんが進むと舌と下顎歯肉に浸潤していきます。口底がんは口のなかにできるがんのなかでは比較的まれながんで、早期では自覚症状に乏しく、白色や赤色の病変が見られるだけの場合もあります。進行すると口腔底に潰瘍ができたり、出血がみられて痛みも出てきます。早期の段階では病院を受診しても口内炎と診断され、軟膏を処方される場合もありますが、2週間以上続けても改善しない場合は、耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診することを強くお勧めします。

④  頬粘膜がん  頬の粘膜に発生して進行すると頬の皮膚にまで進展します。早期では自覚症状に乏しく、白色や赤色の病変が見られるだけの場合もありますが、進行するとしこりができて、口が開けにくくなったり、しこりの部分を噛んでしまったり、出血、痛みを感じるなどの症状が出てきます。早期の段階では、病院を受診しても口内炎と診断されて軟膏を処方される場合もありますので、2週間以上経っても改善しない場合は、耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診することをお勧めします。

⑤  口唇がん  口唇がんとは唇にできるがんを指します。口唇がんを発症すると口唇上にただれ、しこり、腫れ、出血、しびれなどが生じます。ただ初期の段階では目立った症状がない場合や軽度である場合も多いです。

 唾液腺がん  唾液腺は粘膜の下に存在する為、腫瘍ができると通常は正常な粘膜を下から押し上げるようにドーム状に大きくなってきます。唾液腺は大唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺)と小唾液腺に分かれますが、耳下腺がん顎下腺がんで9割程度を占め、舌下腺がんや小唾液腺がんは非常に稀です。症状としては無痛性の腫瘤として自覚することが多いですが、増大・進行するに伴い、痛み、しびれ、運動麻痺などが出現することもありますので、これらの自覚症状が出てきた場合は、お近くの耳鼻咽喉科・頭頸部外科を受診するようにしてください。

⑦  悪性黒色種  歯肉に着色を伴う膨隆が出ることがありとても悪性度が高く転移もしやすい為、疑いがあれば侵襲性の治療を行わず口腔外科専門医の診断を受けた方が良いです。硬口蓋と上顎歯肉に発生することが多いのですが、下顎歯肉や頬粘膜などにも生じます。さまざまな形や大きさの黒褐色腫瘤ですが、着色が明らかでない場合もあります。

以上のようにお口の中のがんにも色々な種類があって、ご自身での判断はなかなか難しいと思われますので、異変を感じましたら歯科医院や専門医を受診するようにしましょう。そして早期発見には、日頃からのセルフチェックを習慣づけることが大切です。

担当は歯科衛生士山田でした

 

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